アクタス・広島店
砂漠の国のじゅうたん展~第2章 トライバルラグ~
date. 2015/09/11
皆さん、こんにちは!
今回は、来週の9/19(土)~10/4(日)まで行います、
砂漠の国のじゅうたん展~第2章 トライバルラグ~についてお知らせ致します!
そもそも“トライバルラグ”とは・・・
イランの部族(トライブ)によって、赤・茶を基調として織られた絨毯のことをいいます。
特徴としては、伝統的な幾何学模様が細かくデザインされています。
部族によって異なるデザインが魅力のトライバルラグですが、
代表的なデザインとしていくつかご紹介します。
● ギュル柄
幾何学模様の繰り返しは、部族の家柄を表す紋章を意味します。
狼の口や足跡ともいわれています。
● アニマルヘッドとゲルマック「S字型」
アニマルヘッドは羊の角を意味します。
Sの字が横になって見えるのは、ゲルマックという虫を描いていた魔除けの文様です。
● クジャクの文様
クジャクの文様は、その美しさから永遠の美や若さの願いともいわれています。
● ペルシャのボテ柄(ペイズリー)文様
ペルシャに起源があり、炎の揺れる姿や植物の揺れる姿を現しているともいわれています。
などなど・・・様々な柄があります。
そして、部族によってもそれぞれ異なった特徴があります。
代表的な部族をいくつかご紹介します。
● バルーチ族
イラン東部・アフガニスタン・パキスタンに住む部族。
深い赤・青・黒・こげ茶を用いた幾何学模様が特徴です。
素材はウール100%を使用し、
絨毯の側面には蛇よけなどにヤギの毛を使用することも多い。
● トルキャマン族
イランとロシアの国境にある小さな町、コムバッティ・カブスの周辺地域で遊牧する部族。
トライバルラグの中でも、シャープなデザインと暖かい色合いが特徴です。
モダンで高級感があり世界中から注目されています。
● ハメダン族
世界で最も古い都市の一つといわれる「ハメダン」に住む部族。
エッジの効いた色調や中央部に大きなメダルの模様が多く見られるのが特徴です。
聖書の中ではエクバタナの名で記載されています。
● ヤラメ族
古都イスファハーンのやや北のエリアに住む部族。
メダルの模様を囲むように幾何学模様と花や鳥などの、
自然モチーフとしたデザインが特徴です。
などなど・・・他にも沢山あります。
このように、トライバルラグは様々な部族の特色が表れた絨毯なのです。
これはどこの部族が、どんな意味を込めて織ったラグなのかと・・・
考えながら見てみても面白いかもしれませんね!^^
最近では、アパレルショップなどの敷き込み用としても多く使われていて、
ビンテージ家具などの古い年代のモノはもちろん、新品の家具と合わせても
本当に格好良いです!!!
只今、SLOW HOUSE(新館)では、砂漠の国のじゅうたん展~第1章 ギャッベ~
と題して9/13(日)まで開催しています!
ギャッベは知っているけど、トライバルラグは知らないという方、是非この機会にご覧下さい!
お気に入りのトライバルラグに、きっと出会うはずです!!笑
お客様のご来店、心よりお待ちしております!!!