ストーリーから香りを選ぶ?

date. 2020/08/11


こんにちは。
新館スタッフ ウエダです。

あっという間にお盆ですね!
今年の夏はあちこちで【特別な夏】といわれていますが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

ACTUS広島店は、12日(水)以外はお盆期間も通常営業しております。
平日は11時から18時、土日は11時から19時までの営業時間となっておりますので
是非お散歩がてらお越しください☆

今日は少しマニアックなお話を…。
ステイホームの時間つぶしに、お付き合いいただけたらと思います。笑

ACTUS新館では、今年の3月から【ニッチフレグランス】というジャンルの香水を取り扱っています。
ニッチフレグランスとは、調香師が主導となって作られている香水のことで
こだわりが詰まった個性的な香りが多いのが特徴。
コンセプトや香り自体も面白いものが多く、まるでアートのように楽しめます。

uriba

本日ご紹介するのは、
HISTOIRES de PARFAMS(イストワールドゥパルファン)の1725。
こちらは、実在した人物をモデルにした香りのシリーズの1つ。
ジャコモ・カサノヴァという色男をイメージした香りです。

1725

色男…と聞くとあまりイメージは良くないですが、
カサノヴァはただの軽い男性ではありません。

若い頃から、神学者や法学博士、数学、医学、占星術…
と様々な資格をもち、教養の深かったカサノヴァ。
その教養と、「人は自由であるべきだ」という信念で
庶民出身でありながら、貴族社会に乗り込みマルチな才能を発揮して各方面で活躍しました。
なんと彼が生涯経験した仕事は、作家、冒険家、哲学者、薬剤師、バイオリニスト、政治家、スパイ…..
まるで趣味を楽しむかのように、様々な仕事を行っていたようです。
すごいかっこいい人生….!

そして、仕事よりもさらに自由に楽しんでいたのが恋愛。
彼は、相手の身分や境遇に関係なく、
自分が出会ってときめいた女性を、ただ心の赴くままに、全身全霊を捧げ愛したそうです。
「女性は一冊の本のようなもの。内容を問わず、最初のページから楽しいと思って読まなくてはならない。」
という言葉をカサノヴァは残しています。
女性1人1人に、真正面から向き合い、各個人の幸せを想い、身を捧げる彼の恋愛スタイル。
その全身全霊さに、不思議と、別れた女性たちから恨まれることはなかったそうです。

確かに、色男を表現している香りなのに甘ったるい香りではなく、
爽やかな柑橘から、ラベンダー、ウッディー調へと変化する香りは
知的で紳士を思わせる香りです…!


街ですれ違った人からこんな香りがしてきたらときめいちゃうかも…。

そんな人類史最高の色男を想いながら、店頭で香りを試してみて下さいね!


香水は身に付けるものなので
まずは自分が好きな香りを選んでいただくのが1番。

でもたまには香りに込められたストーリーを踏まえて選んでみるのも面白いですよ。

他にもたくさんの香りがあります!
それぞれに、ストーリーや調香師の想いが込められています。
ぜひ、そういったところも楽しんでいただけたらと思います…☆
香りから連想されることなども是非お聞かせくださいね!


皆さまのお越しを心よりお待ちしています。